自宅での注射方法や、普段の生活で気をつけることなどの相談をしたり援助を受けたりできるのが訪問看護です。実際にどのようなサービスが受けられるか、利用するにはどうしたらよいかをご紹介します。
訪問看護では、主治医の指示のもとに看護師、理学療法士などの専門職が患者さんの自宅を訪問して、看護や療養生活の支援を行います。血友病患者さんは年齢や重症度を問わず、訪問看護を利用できます。
訪問看護には、次のようなメリットがあります。
訪問看護サービスを受けるまでの流れは以下の通りです。
訪問看護を利用したいと思ったら、まずは、血友病で受診している病院のスタッフ(看護師や地域連携室・医療相談室など)や、担当のケアマネージャー、近隣の訪問看護ステーションなどに相談してみましょう。「何をしてほしいか」を伝えるのがポイントです。
訪問看護ステーションに相談する場合の伝える内容のポイント
住所 氏名 年齢 病名 主治医 何をしてほしいか
訪問看護を受けるには、主治医の「訪問看護指示書」が必要です。そのうえで、患者さんが訪問看護ステーションと契約します。
訪問看護には公的医療保険、介護保険が適用されます。どちらの対象となるかは、患者さんの年齢、状態、医療ニーズなどによって決まります。
訪問看護の利用は、通常、週3日までです。1回の訪問時間は30分~1時間30分程度です。
訪問看護の利用料は、
・基本利用料(訪問看護基本療養費、各種加算など)
・その他の費用(交通費など)
からなります。
血友病患者さんには、基本利用料の自己負担分が公費で助成されます。
訪問回数と時間は、ケアマネージャーが作成したケアプランに基づいて決まります。1回の訪問時間は20分未満、30分未満、1時間未満、1時間30分未満に分かれています。
訪問看護の利用料は、
・基本利用料(基本料金と各種加算)
・その他の費用(交通費など)
からなります。
血友病患者さんには公費による助成制度があります。
次のような窓口・機関に相談してみましょう。
相談専門ダイヤル:03-5778-7007
※毎週月曜日・水曜日・金曜日の午前9時から午後4時まで(12:00~13:00はお休み)
FAX番号:03-5778-7009も可
JP24HRBD00016